アトピーは心が絡む

アレルギー反応の最初は、クロスリンクとマスト細胞の脱顆粒が起こります。

 

そして、アトピーを発症している皮膚は、
NGFが大量に分泌されている状態であり、
神経線維は表皮の中まで延びていて、
極度にかゆみのある状態になっています。

 

また、インターロイキン1やTNF-αも出ているので、
慢性の炎症性細胞湿潤の状態で、
その皮膚には、インターロイキン2、サブスタンスP、
インターロイキン4、プロスタグランジン、
ロイコトリエン(LT)なども溢れています。

 

さらに、ヒスタミンは大量に放出され、
軸索反射も起こり、イッチ・スクラッチサイクルもずっと回っています。

 

そして厄介なのは、アトピーは、ストレスなど
精神的な要素が絡む割合が多いということです。

 

アトピーには、アレルギー反応による末梢性の皮膚の変化だけでなく、
エンドルフィンやモルヒネ様物質の値が上昇する等、
心因性の要因など、中枢性の変化も重なって生じるということが
厄介なのです。

 

アトピーのメカニズムは、もっとも複雑で
分かりにくい部分が多いのです。

中枢性のかゆみの治療

アトピーのかゆみを抑えるためには、抗ヒスタミン剤を使用したり、
中枢性のかゆみを抑えるために、抗うつ剤や、抗不安薬などの
向精神薬を用いると有効な場合もあります。

 

特にアトピーでは、抑うつ状態など、
精神的な状況が深く関係する場合もあります。

 

そのような場合は、皮膚科だけでなく、
精神科で精神科的なアドバイスを貰うなどして、
皮膚科・精神科の双方からのアプローチが必要になります。

保湿とスキンケアが大切

アトピーの治療では、保湿とスキンケアも重要な役割を担います。

 

アトピーの人は、皮膚のバリア機能が弱いので、
普段から保湿とスキンケアをきちんと行い、
バリア機能を補い、皮膚を守ることが大切です。